同じ事を長い間、変えずに継続するってとても大変なことですよね!もちろん色んな困難があり、それを乗り越えてきたと思うのです。
大阪難波の繁華街にそんなお店があります。
明治43年から、沢山の方々によって守られてきたメニューが、110年後の令和になった今でも食べられるって凄いことだと思うんです。
しかしそのお店の長い行列の隣には、やたらと大声でひょうきんなトルコアイスを売ってる外国人のおじちゃんがいて、そのお店の雰囲気をぶち壊していますw
おじちゃん、お願いだから違うところでトルコアイスを売ってくれよw (>_<)
どぉ~もぉ~ポルです! ヽ(^o^)ノ
▼目次
自由軒
そんなわけでやってまいりました、大阪難波の西洋料理店『自由軒』!
店の前は沢山の人で行列ができています (゚д゚)!
右手の奥に見えるのが、冒頭で述べたトルコアイス店ですw
自由軒 メニュー
メニューは昔ながらの洋食のメニューが色々あります。
今回はお店の看板にも書いてある「名物カレー」を注文しました!
約30分ぐらい並んで、ようやく店内へヽ(^o^)ノ
せっかく歴史あるお店なので、お店の歴史やどうして名物カレーが生まれたのかなどを調べてみました!
自由軒の歴史
明治43年、大阪では初めての西洋料理店『自由軒』を大阪難波で創業。
自由民権運動が起きていた時代背景の中、新しい風を感じられる「自由」という言葉を店の名前に使いました! (^-^)
創業当初から、ビフカツを始めとした西洋料理を格安の値段で提供し、当時から人気のメニュー「カレーライス」にひと工夫を施した現在の「名物カレー」を考案、たちまち人気のメニューになりました。
昭和14年~昭和15年の頃に『自由軒』を語るには、切っても切れない人物が登場します。
稀代の小説家、織田作之助が『自由軒』に通い始めるようになります。
昭和20年、第二次世界大戦により大阪難波も壊滅状態になり、『自由軒』も焼失しました。
しかし2代目店主「吉田四郎」が尽力の末、創業の地・難波に『自由軒』を再建し、その時同じく失っていた創業当初の味を復活させ、今日まで代々引き継がれていくことになったのです。
自由軒と織田作之助
昭和になり十数年がたった頃、不朽の名作「夫婦善哉」(めおとぜんざい)を生み出した稀代の小説家、通称「織田作」と親しまれる織田作之助が来店するようになりました。
彼の作品は大阪庶民の生活を通じて、人間が生きるうえでの悲しさや儚さ、そして喜びを書いた作家です。
彼は毎日名物カレーを食べ、後の出世作「夫婦善哉」の構想を練りました!その証拠となる「夫婦善哉」の一説に、『自由軒』の名物カレーの事を指した文章が出てきます。
これにより『自由軒』名物カレーの名が全国に広まったのでしょう。 (^o^)ノ
『自由軒』本店には、小説を書く織田作之助の写真が壁に飾ってあり、当時の店主がもらったものだそうです、写真の額縁には織田作之助が『自由軒』に残した言葉が刻まれています。
「トラは死んで皮を残す、織田作は死んでカレーライスをのこす」
自由軒の名物カレーはどうして生まれたのか?
まず、自由軒の名物カレーはどうしてご飯とルーが混ざっているのか?というと、当時ご飯を保温する炊飯機や保温ジャーなどがなくて、お客様に熱々のカレーを提供することができませんでした。
冷えたご飯でもお客様に温かく食べてもらうにはどうすればいいのか?当時の店主が試行錯誤の上考案されたのが冷めたご飯に熱々のルーを混ぜる事だったそうです。(゚д゚)!
さらに当時、高級品だった玉子を落とす事で、味や栄養にもこだわり一躍庶民の人気メニューになりました。 ヽ(^o^)ノ
現在も名物カレーは当時と変わらない調理方法で作られているそうです。
もうここまでくると、普通にカレーを食べるとかではなく、歴史を食べているような気がします!
自由軒の名物カレーを食べた感想!
店内はもちろん超満員!手荷物もほぼ置くところはありませんし、隣のお客さんとも距離が近い状態で食べることになります。
テーブルやカウンターには名物カレーの食べ方が書いてある紙が置いてありますが、僕は試しにそのまま食べてみることにしました!
おおおおお (゚д゚)!
カレーがスパイシーですが、何かにがい!
ちょっとこのままで食べるのは、僕には無理でしたwww
という事で、玉子を崩して混ぜて食べてみたところ、とても味がまろやかになり美味しいカレーに大変身! (゚д゚)!
そして弱冠抵抗がありましたが、ソースを少しかけて食べるように書いてあったので少しだけかけてみると…………。
ぬぅおおぉぉお! (゚д゚)!
さっきの味にコクと深みが増してもっと美味しくなりましたw
でも確かに言えることは、今までで食べたことのないカレーの味でした。
調べてみると、カレーライスに卵を落とす事とソースをかけて食べる事を初めて取り入れた店も、この『自由軒』なのだそうです! (゚д゚)!
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※記載している情報は記事公開当時のものです。最新の情報はお店の公式ホームページなどをご確認ください。
「自由軒 本店」店舗情報
【住所】大阪市中央区難波3-1-34
【電話番号】06-6631-5564
【営業時間】11:30~21:00
【定休日】月曜
「自由軒 難波本店」アクセス
■近鉄難波駅・地下鉄各線なんば駅11番出口より徒歩2分。
ビックカメラの向かいにあります。
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